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今からずっと遠い昔、
刺繍とは族やヤンキーたちが
己とは何者であるかを周囲に魅せつける為に
競って特攻服なり、学ランなりに
入れていたものである。
「自分のアイデンティティーとは何なのか?」
「自分とは誰なのか?」
そんな想いたちが言霊となって
己の背中に刻み込まれていった。
そんな時代も今は昔。
最近では、イベントやコンサート(特にAKB)で
自分がいかにそのアーティストを
愛してるかを魅せつける為に入れている。
「僕はこれだけ●●ちゃんを愛している。」
「わたしはこんなにまでして▲▲クンが好きなのよ。」
そんな想いたちが形を持ったものが刺繍である。
昔は自己愛、今は他者愛。
愛の形は違えども、何時の時代にも
刺繍とは愛を縫い付けるものなのだ。
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